KOONeeds

この絵本を最初に読んだ時、絵もお話もかわいい、内容がわかりやすい、前向きになれると思いました。コロナ禍でなくても、子どもたちはたくさんの不安をかかえています。友達とうまくコミュニケーションをとれない子供も増えています。自分をうまく表現できなくて、でも認めてほしくて、小さいながらにいろんな葛藤を抱えています。そんな子供たちが、学校で少しでもほっとして、ともだちと笑顔で過ごすことのできる環境をつくっていきたいと思っています。
くーたんのお話はそんな子どもたちにぴったりかなと思いました。

私が話すのとは違う　すてきな声のトーンでお話を読まれたので、子どもたちはスーッとお話の世界に引き込まれたようでした。口をポカンとあけて、映像を見ながらお話に耳を傾けている姿が本当にかわいらしかったです。

しんどいこともたくさんあるけれど、みんな大丈夫だよ、先生方もおとなも大丈夫だよ
とお話の前にはなしてくださったことも　とても柔らかく心に響きました。

ギターの伴奏による歌は、これも子どもたちにとってはおそらく初めての経験で、心地よい空間に身を包まれたようでした。楽しかったと思います。
貴重な経験をさせていただき、ありがとございました。

いつも大変お世話になっている校長先生から、「くーたんのがっこうっていいな」の絵本を紹介していただきました。
その先生は、私が絵本がとても好きで、始業式や卒業式、朝礼などでスクリーンに絵を映しながら読み聞かせをしたり、コロナ禍ではオンラインで読み聞かせをしたりしていることも知っておられたのだと思います。

短いTシャツで、お腹が少し出ている食いしん坊で愛くるしいくまの「くーたん」。お友だちがまだできなくて、学校に行くのが心配な男の子。そんな二人（？）の会話からなるこの絵本は、いろいろな不安を抱えている子どもたちや、そんな子どもたちと日々向き合っているお家の人や先生方に触れてもらいたい1冊だと感じました。

どのようにみんなに紹介しようかな、と思案しているところ「読み聞かせコンサート」のことを知りました。
以前、この絵本を紹介してくれた校長先生の学校に作者が来校され、読み聞かせ（音楽付きで！）をしてくださるとのこと。そんな機会はめったにないと思い、ぜひ私の学校にも来ていただきたいというお話をしていました。そこから、ご紹介をいただき実現することに…

今回の「読み聞かせコンサート」から、心配なことばかり考えず、視野を広～く持ち、楽しいこと好きなことを考えて前向きに進んでいこう！そんなメッセージがみんなに伝われば嬉しいです。子どもも大人も笑顔でいられますように…

今回は、夏休み前のスペシャルプレゼントとしてご依頼しました。
「ワクワクいっぱいの夏を満喫してほしい」「絵本読みたいな」
少しでも絵本と触れ合う時間が夏休みの家庭生活の中にもあるといいなと願ってます。

子どもたちを魅了する読み聞かせ、先生たちのスキルアップへの刺激になれば幸いです。

感情を表現することをマスク生活を終えて少しずつではありますが発揮しだしたこどもたちです。
心とカラダで自分の溢れる気持ちをさらに表現できるといいなと思います。